
We’re going to be investing heavily in XChat.
Communities had a great vision, but they were used by less than 0.4% of users yet contributed to 80% of spam reports, financial scams, and malware on X. It occupied half the team’s time some weeks, while the rest of the app suffered.
— Nikita Bier (@nikitabier) April 23, 2026
CONTENTS
なぜ今、コミュニティを廃止するのか?
Bier氏が発表した理由は明快でした。
| 指標 | 実態 |
|---|---|
| 全Xユーザーに占める利用率 | 0.4%未満 |
| Xのスパム報告に占める割合 | 約80% |
| 問題内容 | 金融詐欺・マルウェア・クリッパー誘導 |
| 運用チームへの負担 | 週によってはチームの半分の時間を消費 |
Bier氏は「本来は共通の趣味で繋がるためのものだったが、実際に成功していたコミュニティのほとんどはKickへのユーザWeb誘導チャンネルか、報酬型クリッパーコミュニティだった」と指摘。本来の目的とはかけ離れた使われ方が続いていたわけです。
さらにBier氏は「SubredditのTemu版」とまで言い切り、機能の設計思想そのものに限界があったことを認めました。0.4%のユーザーのために、残りの99.6%が使うタイムラインの品質が下がり続けていた——そのトレードオフに、Xは終止符を打つ判断をしたのです。
廃止スケジュール:当初5月6日→クリエイターの反発で5月30日に延長
Xコミュニティの終了に関するタイムラインは以下のとおりです。
- 2026年4月22日:Nikita Bierが廃止を公式発表、当初の期限は5月6日
- 2026年4月下旬:コミュニティ管理者・クリエイターから移行期間の短さに批判が続出
- 2026年4月末:Xが期限を5月30日に延長(約3週間の猶予追加)
- 2026年5月30日:Xコミュニティ機能が完全停止
移行期間中は、コミュニティ管理者がXChat(グループチャット)への招待リンクをコミュニティ内にピン留めできるようになっています。今すぐメンバーに移行を促すのが得策です。
後継サービス「XChat」
Xが代替として大きく投資すると宣言したのがXChat(グループチャット機能)です。コミュニティとの違いを整理します。
| 項目 | 旧:Xコミュニティ | 新:XChat(グループチャット) |
|---|---|---|
| コンテンツ形式 | 投稿フィード(非同期) | リアルタイムチャット |
| 参加上限 | 無制限(実質無制限) | 現在350人→近日中に1,000人へ拡大予定 |
| 招待方法 | コミュニティ検索 or 招待 | 公開招待リンクでタイムライン上にシェア可能 |
| ピン留め | 投稿ピン留め | 管理者が移行リンクをピン留め可能 |
| スタンドアロンアプリ | なし | 独立アプリとしてリリース予定 |
また、コミュニティが担ってきた「特定テーマのフィードを作る」役割については、Grok AIが自動でキュレーションする「カスタムタイムライン」(Xプレミアム向け)が引き継ぎます。料理・アート・写真など、自分が興味を持つトピックに絞ったフィードをホームタブにピン留めできる機能で、2026年4月22日にリリースされたばかりです。
今すぐやること:コミュニティ管理者向け移行チェックリスト
- ✅ XChatのグループを作成し、公開招待リンクを発行する
- ✅ コミュニティのお知らせ欄・ピン投稿にXChat招待リンクを貼る
- ✅ 定期投稿・DMでメンバーに移行を呼びかける(5月30日まで)
- ✅ メインのタイムライン投稿にもXChatリンクを入れてフォロワーを誘導
- ✅ カスタムタイムラインを設定してテーマ特化フィードを確保
期限の5月30日まであとわずか。コミュニティのメンバーを「ゼロリセット」させないためにも、早めの移行アナウンスが鍵です。
まとめ
Xコミュニティの廃止は、単なる機能削除ではなく「非同期フォーラム型SNS」から「リアルタイムチャット型コミュニティ」へのシフトを意味しています。
Bier氏が言う通り、コミュニティが目指した”ビジョン”は正しかった。ただ、スパムと運用コストという現実が勝ってしまった。その反省を活かして設計されたXChatは、クリエイターにとってより直接的で、管理しやすいコミュニティ運営を可能にするはずです。
動画編集・AI活用・フリーランスの世界で生きる私たちにとって、5月30日は「コミュニティ終了日」ではなく「XChatへの乗り換えスタート日」として捉えましょう。