Xの成果を加速させる|Xチャットボット「XTEP」 > X運用 > 【2025年最新】Grokipediaとは?イーロン・マスクが開発したWikipedia対抗の新百科事典を徹底解説
cta

Xの自動DM・自動リプライ
抽選キャンペーンならXTEP

\ 7日間無料キャンペーン中 / 無料で試してみる

【2025年最新】Grokipediaとは?イーロン・マスクが開発したWikipedia対抗の新百科事典を徹底解説

clock

2025.10.29

no-image

2025年10月28日、イーロン・マスク氏が率いるAI企業「xAI」が開発を進めてきた新しいオンライン百科事典Grokipedia(グロキペディア)がついに一般公開されました。公開直後にはアクセス集中によりサイトが一時クラッシュするほどの注目を集め、現在は復旧して誰でも無料で利用できる状態となっています。

Grokipediaは、長年インターネット上で知識の宝庫として利用されてきたWikipediaに対抗する形で開発されたサービスです。マスク氏は「Wikipediaよりも優れた百科事典になる」と豪語しており、AI技術を活用した自動ファクトチェック機能を搭載している点が最大の特徴となっています。

現時点ではバージョン0.1の初期段階ですが、すでに約88万5,000件の記事が公開されており、今後さらなる改善とコンテンツの拡充が予定されています。本記事では、Grokipediaの特徴、使い方、Wikipediaとの違い、そして現時点で指摘されている問題点まで、日本人が理解しやすい例を交えながら徹底的に解説します。

Grokipedia誕生の背景:イーロン・マスク氏のWikipedia批判

Grokipediaが誕生した背景には、イーロン・マスク氏の長年にわたるWikipediaへの批判があります。マスク氏は以前からWikipediaについて「左派に偏っている」「プロパガンダの延長」と厳しく批判してきました。

特に問題視しているのが、Wikipediaの編集方針です。2025年9月30日、テック投資家のデビッド・サックス氏がX(旧Twitter)上で「Wikipediaは左翼活動家に支配されている」と投稿したことに対し、マスク氏は「xAIでGrokipediaを構築中だ。Wikipediaを大幅に上回る改善版になる」と返信し、開発計画を初めて明らかにしました。

日本で例えるなら、特定の政治的立場に偏った百科事典ではなく、より客観的で中立的な情報源を目指す、というのがマスク氏の主張です。ただし、後述するように、Grokipedia自身にも偏向性の指摘があり、「中立性」をめぐる議論は続いています。

Grokipediaの主な特徴:AIによるファクトチェックと自動生成

Grokipediaには、従来の百科事典にはない革新的な特徴がいくつかあります。最も注目すべきは、xAIが開発したAI「Grok」による自動ファクトチェック機能です。

①AIによる記事生成とファクトチェック

各記事のページ上部には、「Grokによって◯時間前にファクトチェックされた」という表示があり、AIが定期的に情報の正確性を検証していることが示されます。例えば、日本の首相や東京オリンピックに関する記事(※現在は英語版のみ)であれば、Grokが最新の情報をもとに内容を確認した日時が記載されるという仕組みです。

ただし、大規模言語モデル(LLM)は「ハルシネーション」と呼ばれる現象を起こし、存在しない情報を事実のように生成してしまうことがあるため、AIによるファクトチェックの信頼性については慎重に見る必要があります。

②シンプルで使いやすいデザイン

Grokipediaのトップページは、Googleの検索画面のように中央に大きな検索バーが配置されたシンプルなデザインです。余計な装飾がなく、初めて訪れた人でも直感的に使い方が理解できるインターフェースとなっています。

ただし、現時点では記事内に画像がほとんど掲載されていないため、テキスト中心の情報提供となっています。Wikipediaのように豊富な画像や図表が含まれている記事と比べると、視覚的な情報が少ない点は今後の改善課題と言えるでしょう。

③「Ask Grok」機能で疑問をすぐに解決

記事を読んでいて疑問に思った箇所があれば、その部分のテキストを選択することで「Ask Grok」というボタンが表示されます。これをクリックすると、選択した内容についてGrok AIに直接質問できる機能です。

例えば、ある歴史的事件についての記述を読んでいて「この出来事の背景は何だったのか?」と疑問に思ったら、その部分を選択してAsk Grok機能を使えば、AIが追加の説明を提供してくれます。これは、従来の百科事典にはなかったインタラクティブな学習体験と言えます。

④オープンソースで無料利用可能

Grokipediaは完全に無料で利用でき、マスク氏は「オープンソースなので、誰でも無料で利用できる」と強調しています。一部の記事はCreative Commons BY-NC-SA 4.0ライセンスの下で提供されており、適切なクレジット表示を行えば再利用も可能です。

Grokipediaの使い方:検索から記事閲覧まで

Grokipediaの使い方は非常にシンプルです。以下、実際の利用手順を解説します。

①公式サイトにアクセス

まず、Grokipediaの公式サイト(https://grokipedia.com/)にアクセスします。アカウント登録や料金の支払いは一切不要で、Wikipediaと同じように誰でもすぐに利用開始できます。パソコンでもスマートフォンでも閲覧可能です。

②キーワードを検索

トップページ中央の検索バーに、調べたいキーワードを入力します。※現時点では英語のみ対応しているため、英語で検索する必要があります。

日本に関する情報を調べたい場合は、例えば以下のように英語で検索します

  • 「Japan」(日本)
  • 「Tokyo」(東京)
  • 「Mount Fuji」(富士山)
  • 「Sushi」(寿司)
  • 「Anime」(アニメ)

日本語で検索すると関連性のない記事が表示されてしまうため、英語での検索が推奨されます。

③記事を閲覧

検索結果が表示されたら、該当する記事をクリックして詳細ページに移動します。記事は見出しや小見出しで整理されており、読みたい情報にすぐにアクセスできるようになっています。

記事内の数字(脚注番号)にマウスカーソルを合わせると、参考文献へのリンクが表示されます。Wikipediaと異なり、脚注をクリックするとページ内の脚注リストではなく、直接外部リンク先に移動する仕組みになっています。

④疑問があればAsk Grok機能を利用

記事を読んでいて疑問に思った部分があれば、その箇所をマウスでドラッグして選択します。すると「Copy」「Ask Grok」「It’s Wrong」という3つのボタンが表示されます。

  • Copy:選択したテキストをコピー
  • Ask Grok:選択した内容についてGrok AIに質問
  • It’s Wrong:内容が間違っていることを報告(要ログイン)

Ask Grokを選択すると、質問を入力するダイアログが表示され、送信するとGrokのサイトに遷移してAIが回答を生成してくれます。

GrokipediaとWikipediaの違い:徹底比較

GrokipediaとWikipediaは、どちらもオンライン百科事典ですが、運営方針や仕組みに大きな違いがあります。以下、主な違いを比較表でまとめました。

項目 Grokipedia Wikipedia
公開時期 2025年10月28日 2001年
記事数 約88万5,000件 約800万件(英語版)
運営主体 営利企業(xAI) 非営利団体(Wikimedia Foundation)
記事作成方法 AI(Grok)による自動生成 人間のボランティア編集者による共同執筆
編集方法 現時点では一般ユーザーによる編集は制限 誰でも自由に編集可能
ファクトチェック AI(Grok)による自動検証 人間の編集者による相互検証
画像 ほとんどなし(バージョン0.1時点) 豊富な画像・図表
言語対応 英語のみ(2025年10月時点) 343言語対応
利用料金 無料 無料
特徴的な機能 Ask Grok機能、AIファクトチェック 編集履歴の確認、多言語対応、姉妹プロジェクト

記事数の違い:88万 vs 800万

記事数では、Wikipediaの英語版が約800万件に対し、Grokipediaは約88万5,000件と、約10分の1の規模です。ただし、Grokipediaは公開からわずか1日でこれだけの記事を用意したという点は、AI自動生成の強みと言えます。

日本で例えるなら、Wikipediaが「広辞苑」のような総合的な百科事典だとすれば、Grokipediaは現時点では「ポケット版百科事典」といったところでしょう。今後のアップデートで記事数は増加していくと予想されます。

編集方式の違い:AIによる自動生成 vs 人間による共同執筆

最も大きな違いは、記事の作成・編集方法です。

Wikipediaは世界中のボランティア編集者がクラウドソーシング方式で記事を作成・編集しています。誰でも自由に編集でき、複数の編集者による相互チェックで品質を保っています。例えば、東京に関する記事であれば、地元の人、観光で訪れた人、歴史研究者など、さまざまな視点を持つ人々が情報を追加・修正していきます。

一方、GrokipediaはxAIのAI「Grok」が記事を自動生成する仕組みです。現時点では一般ユーザーによる編集機能は大幅に制限されており、一部のページにしか編集ボタンが表示されていません。編集ボタンをクリックしても、既に完了した編集履歴が表示されるだけで、自分で変更を提案することはできない状態です。

コンテンツソースの問題:Wikipediaからの引用

Grokipediaの記事はAIによって生成されていると謳われていますが、実際には多くの記事がWikipediaから情報を引用していることが判明しています。

例えば、日本の都道府県に関する記事(岐阜県、宮崎県、大分県など)や、食べ物に関する記事(たこ焼き、お好み焼きなど)、ソフトウェアに関する記事(Firefox、GIMPなど)は、英語版Wikipediaの対応記事とほぼ一語一句同じ内容になっています。

これらのページの下部には、小さく「このコンテンツはWikipediaから適応しており、クリエイティブ・コモンズ 表示-継承4.0ライセンスの下で提供されています」という免責事項が記載されています。ライセンスに従っているため法的には問題ありませんが、「Wikipediaより優れた百科事典」という謳い文句との整合性には疑問が残ります。

マスク氏自身も、Xユーザーから指摘を受けた際に「年末までにこれを修正する予定だ」と述べており、Wikipediaへの依存度が高すぎることを認識しています。

Grokipediaの問題点と課題

革新的な試みとして注目されるGrokipediaですが、現時点ではいくつかの問題点も指摘されています。

①偏向性の指摘:「中立」は実現できているのか

Wikipediaの「偏向」を批判して立ち上げたはずのGrokipediaですが、逆に偏った内容が含まれていると指摘されています。

最も分かりやすい例が「気候変動」に関する記事です。Wikipediaのページでは「気候は温暖化しており、その原因は人間の活動にあるという科学的コンセンサスはほぼ全員一致で認められています」と明確に記載されています。

一方、Grokipediaの記事では「批評家は、近年の気候変動の主因は人為的要因であるという科学的コンセンサスがほぼ全会一致であるという主張は、文献レビューにおける恣意的な分類によって合意を誇張していると主張している」と書かれており、科学的コンセンサスに疑問を投げかける内容になっています。

このように、結局は作成者(この場合はAI)の学習データや設計方針によって、記事の方向性が決まってしまうという課題が浮き彫りになっています。

②AIによるファクトチェックの信頼性

各記事に表示される「Grokによってファクトチェックされた」という表示ですが、その信頼性には疑問が持たれています。

大規模言語モデル(LLM)は、しばしば「ハルシネーション」と呼ばれる現象を起こし、存在しない情報を事実のように生成してしまうことが知られています。例えば、日本の歴史について質問したときに、実在しない人物や出来事をもっともらしく説明してしまうことがあるのです。

AIによる自動ファクトチェックという概念自体が、まだ発展途上の技術であるため、Grokipediaの情報を利用する際は、他の信頼できる情報源と照らし合わせて確認することが重要です。

③編集の透明性の欠如

Wikipediaでは、誰がいつどのような編集を行ったかが「編集履歴」として公開されており、編集の透明性が確保されています。もし不適切な編集があれば、他のユーザーがすぐに気づいて修正できる仕組みです。

一方、Grokipediaでは、誰が実際に変更を提案したのか、誰が編集を承認したのかといった情報が表示されず、編集プロセスが不透明です。これは、情報の信頼性を判断する上で大きな課題と言えるでしょう。

④日本語非対応と画像不足

現時点では英語のみの対応となっており、日本のユーザーにとっては使いにくい状態です。また、記事内に画像がほとんど掲載されていないため、視覚的な情報が得られません。

例えば、日本の観光地について調べる場合、Wikipediaであれば美しい写真や地図が豊富に掲載されていますが、Grokipediaではテキスト情報のみとなるため、イメージが湧きにくいという問題があります。

今後の展望:バージョン1.0への期待

マスク氏は、現在のバージョン0.1について「バージョン1.0では10倍良くなる」と述べており、今後大幅な改善が予定されています。

具体的には、以下のような改善が期待されています:

  • Wikipediaへの依存度低減:オリジナルコンテンツの増加
  • 画像・図表の追加:視覚的な情報の充実
  • 多言語対応:日本語を含む複数言語への対応
  • 編集機能の拡充:ユーザー参加型の編集システムの構築
  • X(旧Twitter)との統合:リアルタイム情報の反映

特に注目されるのが、X(旧Twitter)との統合です。xAIはXの全投稿データをリアルタイムに学習できる立場にあるため、最新のニュースやトレンドを瞬時に記事に反映できる可能性があります。例えば、日本で大きな災害や事件が発生した際、Xに投稿される情報をもとに、即座に詳細な記事が生成されるといった活用が考えられます。

まとめ:GrokipediaとWikipediaの使い分けが重要

Grokipediaは、AI技術を活用した革新的な百科事典として大きな注目を集めていますが、現時点ではまだ初期段階であり、多くの課題を抱えています。

Grokipediaの強み

  • AIによる迅速な記事生成とアップデート
  • Ask Grok機能によるインタラクティブな学習体験
  • シンプルで使いやすいインターフェース
  • 今後の大幅な機能拡張への期待

Grokipediaの弱み

  • 記事数がWikipediaの10分の1程度
  • 多くの記事がWikipediaからの引用
  • 偏向性の指摘
  • 編集の透明性の欠如
  • 日本語非対応、画像不足

現時点では、WikipediaとGrokipediaを併用し、複数の情報源を照らし合わせることが最も賢明な利用方法と言えるでしょう。例えば、ある歴史的事件について調べる際は、まずWikipediaで全体像を把握し、Grokipediaで異なる視点の情報を確認し、さらに専門書籍やニュース記事で裏付けを取る、といった使い方が推奨されます。

AI技術の発展により、知識へのアクセス方法は大きく変化しつつあります。Grokipediaは、その変化の最前線に立つサービスとして、今後の進化が期待されます。バージョン1.0のリリース時には、より完成度の高い百科事典になっている可能性が高く、引き続き注目していく価値があるでしょう。

最後に重要なのは、どのような情報源であっても、批判的思考を持って情報を評価することです。「この情報は本当に正確か」「他の視点はないか」「情報源は信頼できるか」といった問いを常に持ち続けることが、インターネット時代の情報リテラシーとして不可欠です。

今だけ!!

7日間、 無料で全ての機能を
ご利用いただけます!
cta
  • 01

    平均インプレッションが100倍
    フォロワー数は5倍伸びる

  • 02

    リスト獲得効率、売上が伸びる

  • 03

    オートDM、オートリプライ機能により
    双方向のコミュニケーション活性化

  • 04

    今まで平均50万程かかっていた
    抽選キャンペーンが使い放題

  • 05

    5分で導入可能!操作も簡単!

コメント・リアクション内容に応じた
自動返信で顧客の
エンゲージメントアップ!
無料で試してみる