Xのリプライに「低評価ボタン」が登場。2026年3月18日頃からテスト展開開始
2026.04.08
2026年3月18日頃から、XのリプライにPremiumユーザーや認証(verified)アカウントを中心に「低評価(thumbs down)ボタン」が表示されるようになりました。まだ段階的なロールアウト中のため、全員に表示されているわけではありませんが、対象ユーザーには既にリプライ欄の「いいね」と「ブックマーク」の間にサムズダウンアイコンが確認されています。
このボタンは、通常の投稿(ポスト)には表示されず、リプライのみが対象です。また、いいねのように数字がカウントアップされることもなく、数は完全に非公開。あくまでアルゴリズムへのシグナルとして機能する、裏側の機能として設計されています。
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「60秒ちょうだい」—Nikita Bierがユーザー要望に即実装
この機能が一気に注目されたきっかけは、Xのプロダクトチーフ・Nikita Bier氏の素早い対応でした。あるユーザーが「Xにも低評価ボタンがあればいいのに」と投稿したところ、Bier氏は「Give me 60 seconds」と返信。

その数時間後、実際に低評価ボタンを押している画面収録動画をX上に投稿し、テストが動き始めたことを示しました。

Bier氏は同日、「スパムをするための経済的なインセンティブは、今後30日で大幅に低下し、やがてマイナスになる」とも発言。その直後、AIスパムと思われるリプライが届いたタイミングで、まさにそのリプライに低評価ボタンを押してみせるというデモを見せた格好です。「これを実装する以外の道はない(I’m afraid that there is only one path forward)」とBier氏は締めくくっています。
実際に低評価ボタンを押すとどうなる?
低評価ボタンを押すと、「Reply feedback」というポップアップが表示されます。このプロンプトには次のメッセージが書かれています。
「Tell us what is wrong with this reply. Your feedback is private.」
(このリプライの何が問題か教えてください。フィードバックは非公開です。)
ここで表示される選択肢は以下の5つです。
- Not interested in this post(このポストに興味がない)
- Incorrect or misleading(誤りまたは誤解を招く内容)
- AI-generated(AI生成コンテンツ)
- Spam(スパム)
- Report post(ポストを報告)
この内容からもわかるように、低評価ボタンは単純な「嫌い」の表明ではなく、スパムやAI生成コンテンツを識別してリプライ欄の品質を上げるためのフィードバック機能として設計されています。
なぜ低評価の数字は見えないのか
いいねは数字が公開されますが、今回の低評価ボタンは押した数が誰にも見えない設計です。これはあくまで「リプライ欄の表示順をアルゴリズムが判断するための非公開シグナル」として機能するためです。低評価が多いリプライは、将来的にリプライ欄の下位に押し下げられたり、表示される優先度が下がる仕組みになると見られています。数字が見えることで生まれる「低評価爆撃」「集団的なバッシング」などのリスクを避けながら、アルゴリズム改善だけに活かす設計と言えます。
使えるのは「Premium・認証アカウント」限定
Elon Musk氏はこの機能について、「スパムボット攻撃を防ぐため、低評価ボタンはsubscribers/verified accounts(有料ユーザー・認証アカウント)限定にする」と明言しています。無料アカウントや無認証アカウントは今のところ対象外です。スパムボット自体が有料サブスクや認証を突破しにくいことを利用した制限で、機能の悪用防止と信頼性の担保を両立した設計になっています。
XTEPユーザーにとっての影響・見方
XTEPを使って自動返信やリプライ設定をしているクリエイターにとっても、この変化は無関係ではありません。今後、リプライ欄の表示順がアルゴリズムによって変化する可能性があるからです。低評価を多く受けやすいリプライ(スパム寄り・AI感が強い・一方的な宣伝)は、相対的に目立ちにくくなっていく方向に進む可能性があります。
反対に、ユーザーに価値があるリプライ・有益な情報を含む返信はより上位に表示されやすくなると予測されます。XTEP上での自動返信内容も、「スパムっぽく見えない文章か」を今まで以上に意識して設計することが大切になってきます。
まとめ
Xのリプライ低評価ボタンは、数字は非公開・リプライ専用・Premium/認証アカウント限定のアルゴリズムフィードバック機能です。スパム・AIスパム対策を目的としており、押すと5つの理由から選べる仕組みになっています。Nikita Bier氏の「60秒ちょうだい」エピソードが象徴するように、Xのプロダクトは現在かなりのスピードで動いていますので、今後の全ユーザーへの展開にも注目です。
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