
B2B企業が成果を出すXTEP 法人キャンペーンKPIテンプレ

B2B企業がX(旧Twitter)でキャンペーンを行う際、成果をしっかりと数値化して評価するためには、適切なKPI(重要業績評価指標)の設定が欠かせません。本記事では、B2B向け法人キャンペーンにおける具体的なKPIの設定方法を解説し、実際に活用できるスプレッドシートの作り方を紹介します。
CONTENTS
なぜKPI設定が重要か
XTEPを利用した法人キャンペーンでは、特に「リスト獲得単価」「商談化率」「ROI(投資収益率)」などの具体的な指標を定めて運用成果を可視化することが重要です。明確な数値目標があることで、運用効果を定量的に把握でき、次回以降の施策改善にも役立ちます。
KPI設定の具体例
1. リスト獲得単価(CPL:Cost Per Lead)
リスト獲得単価とは、見込み顧客(リード)を1人獲得するためにかかった平均コストのことです。
例えば、XTEPを活用した法人キャンペーンで資料請求を行い、そのために10万円を費やして合計100件のリード(興味を持った企業の担当者)を獲得した場合、CPLは以下のようになります。
リスト獲得単価(CPL)=キャンペーン実施費用獲得リード数\text{リスト獲得単価(CPL)} = \frac{\text{キャンペーン実施費用}}{\text{獲得リード数}}
具体的な例:
- キャンペーン費用:10万円
- 獲得リード数:100件
→ CPL = 10万円 ÷ 100件 = 1,000円(1リードあたり)
この数値が低ければ低いほど、効率良くリードを獲得できたことを意味します。
2. 商談化率(リードから商談への移行率)
商談化率とは、資料請求などで集まった見込み顧客(リード)が、実際の商談や打ち合わせに進んだ割合を示したものです。
これはリードの質を判断する上で非常に重要な指標です。
商談化率(%)=商談に進んだリード数獲得リード数×100\text{商談化率(%)} = \frac{\text{商談に進んだリード数}}{\text{獲得リード数}} \times 100
具体的な例:
- 資料請求したリード:100件
- 商談に進んだリード:20件
→ 商談化率 = 20件 ÷ 100件 × 100 = 20%
商談化率が高いほど、獲得したリードの質が良く、自社の商品やサービスに興味を持っている可能性が高いと言えます。
3. ROI(投資収益率)
ROIとは「投資収益率」のことで、キャンペーンにかけたコストに対してどれだけの利益を得られたかを数値化したものです。
ROIがプラスであればあるほど、キャンペーンの費用対効果が高かったことを意味します。
ROI(%)=(キャンペーンによる売上−キャンペーン実施費用)キャンペーン実施費用×100\text{ROI(%)} = \frac{(\text{キャンペーンによる売上} – \text{キャンペーン実施費用})}{\text{キャンペーン実施費用}} \times 100
具体的な例:
- キャンペーン費用:10万円
- キャンペーン経由の売上:50万円
→ ROI =(50万円 – 10万円)÷ 10万円 × 100 = 400%
ROIが100%を超えると、費用を上回る売上を得られたことを意味します。ROIはキャンペーンが成功したかどうかを総合的に判断するための最も重要な指標の一つです。
これら3つの指標を明確に設定しておくことで、法人向けXTEPキャンペーンの効果測定が非常に行いやすくなります。各指標を定期的に確認し、施策の改善に役立てましょう。
KPI管理スプレッドシートの作り方
KPIを管理するためのスプレッドシートは、以下のようにシンプルかつ実用的に設計します。
シートの構成例
- 基本情報シート
- 実施日、キャンペーン名、担当者、予算
- リード獲得管理シート
- 日付、リード獲得数、費用、CPL(自動計算)
- 商談化管理シート
- 日付、商談化数、リード総数、商談化率(自動計算)
- ROI計算シート
- 売上金額、総費用、ROI(自動計算)
スプレッドシート設定のポイント
- 自動計算式を活用し、数値の入力ミスを防止
- グラフやピボットテーブルを利用して、視覚的に成果を把握
スプレッドシートの例はこちら
数値管理の実践例
XTEPキャンペーンで取得した数値を分析する際、Xの標準アナリティクスを活用します。ただし、リードの詳細情報や商談化の進捗管理などは手動で追加記録し、キャンペーンの全体像を把握できるようにしておきましょう。
- Xアナリティクスで確認するデータ
- インプレッション、エンゲージメント率、リンククリック数
- 手動で管理するデータ
- リードの連絡先情報、商談への移行状況、最終売上金額
運用改善のサイクルを回す
運用改善のサイクルを回すためには、単に数値を見るだけでなく、数値から「なぜそのような結果になったのか?」という具体的な原因を探ることが必要です。
① 定期的なKPIの確認と数値分析
XTEPキャンペーンを実施したら、まずは設定したKPI(リスト獲得単価、商談化率、ROI)を定期的に確認します。数値が目標値に達しているかどうかだけでなく、過去のキャンペーンと比較して傾向を見ることも重要です。
具体例:
- CPL(リスト獲得単価)が高くなった場合
- 広告費が高騰しているのか?
- 獲得リード数が想定より少ないのか?
- 投稿のエンゲージメントが低下しているのか?
- ユーザー層がターゲットから外れていないか?
- 商談化率が低い場合
- リードの質が落ちているのか?
- DMや資料の内容がユーザーのニーズに合っていないのか?
- 営業担当のフォローアップのタイミングが遅れていないか?
数値を細かく分析することで、課題点を明確にします。
② 施策の見直しと改善ポイントの洗い出し
数値分析から得られた課題をもとに、施策の改善点をリストアップします。ここでは具体的に次のような観点から施策を見直します。
- クリエイティブ(投稿内容・デザイン)の見直し
- 反応が良かった投稿と悪かった投稿を比較し、何が異なるのかを明らかにします。例えば、デザインの魅力、文言のわかりやすさ、訴求の強さなどを具体的に分析します。
- ターゲットセグメントの調整
- <DMを送信したターゲットが、自社の想定顧客層と合致しているかを再確認します。ターゲットを絞り込みすぎて数が少ない場合はターゲット層を広げる、逆に広すぎる場合は絞り込むなどの調整を行います。
- メッセージングの改善
- DMや資料ダウンロードページに記載している情報が、ユーザーにとって価値あるものになっているかを再検討します。ユーザーの悩みやニーズに合致した表現に調整することが効果的です。
- 運用タイミングの見直し
- DM送信や投稿時間などを見直し、ターゲット層が反応しやすい時間帯に合わせます。過去のデータを参考に最適なタイミングを探りましょう。
③ PDCAサイクルを回す具体的手順
改善を進めるためにはPDCAサイクルを回すことが欠かせません。PDCAとはPlan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Action(改善)の略称です。
- Plan(計画)
- 課題を踏まえて改善策を明確に定め、改善の目標値(例えばCPLを現状の20%低下させる)を設定します。
- Do(実行)
- 改善策を実際に実施します。例えばクリエイティブを変更して再びキャンペーンを走らせたり、ターゲットセグメントを変更してDMを送信します。
- Check(評価)
- 実施後の数値を確認し、改善策がどの程度の効果を上げたのかを評価します。例えば、変更後のCPLや商談化率の数値を比較して、改善が実際に効果を生んでいるかをチェックします。
- Action(改善)
- Check段階で得られた結果をもとに、さらに細かな改善点を洗い出して次のアクションに繋げます。改善が不十分であれば、再びPlanに戻って新たな施策を立案します。
④ 継続的な運用体制の構築
XTEPキャンペーンの効果を持続的に改善するためには、継続的に運用を見直す体制が必要です。運用結果をチーム内で共有し、定期的に振り返るミーティングを設けるなどの工夫を行い、改善活動が継続するようにしましょう。
- 週次や月次での振り返りミーティングを設定し、各施策の効果や課題をチームで共有します。
- 改善点を明確に文書化し、社内でいつでも確認できる環境を作ります。
以上のような具体的で体系的な改善プロセスを取り入れることで、XTEP法人キャンペーンの運用成果は飛躍的に向上します。ぜひ実践してみてください。
まとめ
B2B法人キャンペーンの成功は、明確なKPI設定と適切な数値管理にかかっています。紹介したスプレッドシート設計を参考に、自社キャンペーンの成果を正確に評価し、継続的な改善サイクルを実践していきましょう。
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