
フリート(Fleet)とは何だったのか?Xで消えた機能の歴史を振り返る

2025.04.16

今では懐かしい響きとなった『フリート(Fleet)』。X(旧Twitter)を使っている方なら、一度は目にしたことがあるかもしれません。導入されたときには「新しいトレンドになるか?」と期待されたこの機能でしたが、わずか約8ヶ月という短期間で姿を消しました。
今回は、そんな懐かしい『フリート』が一体どんな機能だったのか、その登場から消滅までの経緯を振り返りつつ、SNSを使ってバズりたい方に向けて、なぜ廃止に至ったのかを掘り下げていきます。
CONTENTS
フリートとは?あっという間に消えてしまった儚い機能
新機能のFleets(フリート)が登場
Twitter上での新たな会話方法が誕生しました。
日本の利用者の皆さん、順次ご案内予定です! pic.twitter.com/QAYxDdRfnN
— Japan (@XcorpJP) November 10, 2020
フリート(Fleet)は、2020年11月にTwitter(現在のX)に登場した機能で、投稿から24時間後に自動的に消える、いわゆる「ストーリー型」の投稿機能でした。当時はInstagramやFacebookなどのSNSでストーリー機能が大流行しており、Twitterもそのトレンドに乗ろうとフリートを導入したのです。
フリートでは写真や短い動画、さらにはテキスト投稿など、気軽に投稿できる仕様になっていました。通常のツイートとは異なり、プロフィール上部に丸く表示される形式で、24時間後には跡形もなく消えるため、気軽な投稿や日常のちょっとした瞬間を共有するのに最適な機能でした。
当時は多くのユーザーが一斉に試し、実際にタイムライン上にはたくさんのフリートが流れていました。しかし、わずか8ヶ月後の2021年8月、突然フリートは終了されることになりました。
なぜフリートは廃止されたのか?
X(旧Twitter)がフリートを廃止した理由は、大きく分けて次の3つが挙げられます。
① 期待したほど利用者が増えなかった
フリート導入直後こそユーザーの好奇心で盛り上がりましたが、時間が経つにつれて利用頻度はどんどん低下しました。Twitterが公式発表した内容によると、「新規ユーザーの参加促進やユーザーのアクティブ率向上という当初の目的が達成されなかった」とされています。
InstagramやSnapchatがストーリー機能で大成功を収めている一方、Twitterユーザーは既存のツイート機能で十分満足しており、フリートを使う必然性があまり感じられなかったのです。
② フリート特有の魅力や特徴が不明確だった
フリートはInstagramやFacebookのストーリーを模倣した形式で提供されました。しかし、Twitter特有の強みである「リアルタイム性」や「情報の拡散性」が十分に活かされていなかったため、多くのユーザーはフリートに対して「Twitterらしくない」と感じてしまいました。
Twitterは、リアルタイムでの情報共有や速報性、バズの発生源として支持されてきましたが、フリートはあまりにも他のSNSの機能に似ており、ユーザーの心を掴む独自性に欠けていました。
③ 収益化や広告としての活用が難しかった
フリートは投稿後24時間で消えてしまうため、広告としての長期的な価値が低く、企業からもそれほど支持を得ることができませんでした。Instagramなど他のSNSではストーリー機能に広告を挿入し、効果的なマーケティング手法として定着しましたが、Twitter(X)は短期間でこの手法を確立できませんでした。
懐かしいフリートから学べること:SNSでバズを起こすために必要なこと
ここからは、バズりたいと考える皆さんにとって役立つ、「フリートの失敗」から学べる教訓をまとめます。
① そのSNSらしい投稿スタイルを重視する
フリートの最大の反省点は「他のSNSの真似をしてしまったこと」です。バズを生むためには、そのプラットフォームならではの特性を理解し、そこにマッチした投稿をすることが重要です。
X(旧Twitter)なら「リアルタイム性」「速報性」「シェア性」が何よりも重要です。それを活かした投稿を心がけることが、バズるための大きなポイントとなります。
② 独自の工夫や特徴を持つコンテンツを作る
「話題になりたい!」と思うなら、他人がまだ手をつけていない分野やテーマ、またはオリジナルの視点でコンテンツを提供する必要があります。
フリートにはオリジナリティが不足していました。ユーザーが「面白い!」「新しい!」と感じるような投稿を続けることが、SNS上での影響力を高めることにつながります。
③ 長期的な価値や継続性を意識する
フリートが失敗した背景には、コンテンツが24時間で消えてしまうという長期的価値の低さもありました。SNSでバズを生みたいなら、短期的な拡散だけではなく、コンテンツが後からでも価値を持ち続ける仕掛けが重要です。
特にXでは、良質な投稿が後になって再注目されることも多いため、「残るコンテンツ」を意識して投稿しましょう。
フリートの消滅は懐かしいけれど、未来へのヒントが満載!
Xであっという間に消えてしまったフリートは、「SNSでの新機能導入や運用の難しさ」を教えてくれる非常に良い事例です。「懐かしい」と感じる方も多いと思いますが、この失敗から学べることはとても多いのです。
「フリート」は今やSNSの歴史の一部ですが、このような過去の教訓をうまく活かせば、次はあなた自身がSNSで話題になるチャンスを掴めるかもしれません。
ぜひ、この記事で学んだポイントを参考にして、Xでのバズを目指してみてください!
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