XTEPをご利用中に、送信履歴に「エラー」と表示されてしまうことはありませんか？ これは、XTEPで自動送信したダイレクトメッセージ（DM）が何らかの理由で正常に送信できなかった場合に起こります。本記事では、この送信エラーとは何かを解説し、考えられる主な原因と対処法をわかりやすく紹介します。また、エラー発生を減らすための工夫や、今後XTEPで予定されている改善機能についても触れます。

XTEPにおける送信エラーとは？

まず、送信エラーとは、XTEP上で自動送信したDMが相手に届かなかった際に送信履歴に表示されるエラーステータスのことです。何らかの原因でメッセージ送信が正常に完了しなかった場合にこのエラー表示が出ます。例えば、送信先アカウントの状態やX（旧Twitter）の利用制限などが原因でDMが送信できないと、XTEPの管理画面の送信履歴に「エラー」と記録されます。

送信エラーの主な原因

送信エラーが起きる原因として、次のようなケースが考えられます。

• DMのやり取りができないアカウントへ送信した場合:
  
  相手のアカウントがDMを受け付けられない設定になっている可能性があります。具体的には、受信側が非公開アカウント（鍵垢）である、またはDM受信範囲の設定によりフォローしていないユーザーからのメッセージを拒否しているケースです。相手があなたをフォローしていなかったり、あなたのアカウントが相手にブロックされている場合も、DMは届きません。
• 送信者側でDMを開放していない場合:
  あなた自身のXアカウント設定で「メッセージリクエストを全員から受け取る」をオフにしていると、XTEP経由でDMを送る際に問題となる場合があります。自分のアカウントが鍵垢になっている場合も同様で、相互フォローでなければDMが送れない状態です。
• X側の制限・規制:
  X（Twitter）側で一時的な利用制限がかかっている場合も、DM送信がエラーになります。例えば、短時間にXTEP以外で大量のDMを送ったり、同じ内容のメッセージを繰り返し送信すると、スパム対策としてアクションブロック（一時的な機能停止）が発動することがあります。また、何らかの規約違反が検出されアカウントの一部機能が凍結されている場合も、DM送信が制限されます。
• アカウントの新規作成直後:
  作ったばかりのXアカウントで電話番号認証などの必要な確認が完了していない場合、DM送信が制限されていることがあります。新規アカウントは信頼性が低いため、一定の利用履歴や認証が終わるまでDM機能が思うように使えない場合があります。
• その他の要因:
  上記以外にも、一時的な通信不良やXのAPI不安定によるエラー、XTEPとXアカウントの連携不備など、様々な要因で送信エラーが発生する可能性があります。

補足: 現在、XのAPIの信頼性は100%ではないため、XTEPから送られる全ての自動DMが確実に届くとは限りません。原因を特定できないエラーが発生することもあります。

XTEPで送信エラーが発生した際の対処法

では、実際に送信エラーが表示されてしまった場合、どのように対処すれば良いのでしょうか。主な対処法を順番に見ていきましょう。

1. 送信者・受信者双方の設定を確認する
   まずは基本的な設定をチェックします。受信側のユーザーが非公開（鍵付き）アカウントでないか、またDM受信の設定が制限されていないか確認してください。可能であれば相手にフォローしてもらう、もしくは相手が「メッセージリクエストを受け付ける」設定をオンにしているか確認しましょう。また送信者であるあなたのXアカウントについても、DMのプライバシー設定を見直します。自分のアカウントが鍵垢の場合は一時的に公開アカウントに切り替える、DMの受信設定を「全員から受け取る」にするなどの対応を行ってみてください。
2. アカウントの状態をチェックする
   次に、送信者と受信者双方のアカウント状態を確認します。どちらかのアカウントが一時的な制限を受けていないか、凍結やロックがかかっていないかを調べましょう。特に送信側のあなたのアカウントが新規作成から日が浅い場合は、電話番号やメールの認証を済ませて信頼度を上げておくことが重要です。過去に規約違反とみなされる行為をしていないか振り返り、不安な場合は一定時間DM送信を控えるのも有効です。
3. XTEPの設定を見直し再試行する
   XTEP側の設定や連携状況も確認しましょう。一度XTEPからXアカウントの連携を解除して再連携する、もしくはXTEPの管理画面上で該当の自動返信設定を再保存してみることで、問題が解消する場合があります。送信エラーになったDMを手動で再送したい場合、X（Twitter）のアプリやサイトから直接メッセージを送り直すことも検討してください。その際、内容を一部変更することで再送できる場合もあります。
4. X側の規制が原因の場合の対応
   もし大量送信などによりX側でアクションブロック等の制限がかかっていると考えられる場合は、無理に操作を続けず時間をおくことが大切です。例えば、短時間に多数のDMを送った直後にエラーが出始めた場合、一旦Xの操作を停止して数時間〜半日程度待つと、制限が解除されることがあります。同時に、今後同じことが起きにくいようメッセージの送信頻度や内容を見直しましょう。画像や動画付きDMを一度に送りすぎない、同じ文面のDMを短時間に大量送信しない、といった工夫で規制を避けることができます。

上記の対処法を試みても解決しない場合は、XTEPのサポートサイトのFAQやお問い合わせ窓口を利用してみても良いでしょう。ただし、原因がX側の仕様や制限による場合、解消まで待つしかないケースもあります。

XTEPの送信エラーを減らすための工夫

送信エラーの発生率を下げるために、日頃から次のような工夫を行いましょう。

• 送信前のチェックを徹底する: 自動でDMを送信する前に、送信対象のユーザーがDMを受け取れる状態か確認する癖をつけましょう。相手が鍵アカウントの場合はフォロー関係を確認する、最近フォローが外れていないか、ブロックされていないかなど、事前にチェックポイントを洗い出しておくと安心です。
• XTEPの最新機能やアップデートを活用する: XTEPは常に改善が行われており、新機能の追加や仕様変更への対応が随時リリースされています。公式からのお知らせやアップデート情報をチェックし、提供されている最新機能を有効活用しましょう。例えば、エラー時の通知機能や送信キューの最適化機能などが追加された際は、積極的に取り入れてください。最新バージョンにアップデートしておくことで、既知の不具合によるエラーも減らせる可能性があります。

これらの工夫により、XTEP利用時の送信エラー発生をかなり抑えられるはずです。完全にエラーをゼロにすることは難しいものの、事前の確認と設定次第でトラブルを減らせます。

XTEPの今後の開発予定

XTEPでは、ユーザーの皆様がより安心してサービスを利用できるよう、送信エラーに関する機能改善を予定しています。今後のアップデートで実装が検討されている主な機能は以下のとおりです。

• エラー原因の詳細表示機能: 送信エラーが発生した際、その原因をより詳細に表示する機能です。例えば「相手がDMを受け付けない設定のため失敗」など、エラーごとに具体的な理由が表示されるようになれば、ユーザー自身で迅速に対処しやすくなります。
• エラー時の再送機能: エラーとなったDMをワンクリックで再送信できる機能も開発中です。現在はエラーが出た場合、一度メッセージ内容をコピーして手動で送り直す必要がありますが、再送機能が実装されれば手間をかけずにリトライが可能になります。

これらの新機能が加わることで、XTEP利用中に万一エラーが発生しても原因特定から再送までスムーズに行えるようになる見込みです。XTEP公式ブログやお知らせでアップデート情報を随時発信していきますので、ぜひチェックしてください。今後ともXTEPをよろしくお願いいたします。