X（旧Twitter）上のエンゲージメントベイトやエンゲージファーミングとは、ユーザーに「いいね」や「リポスト（旧RT）」「リプライ」などのアクションを過度に誘導する投稿手法を指します。
一見、キャンペーンや企画に見えるものの、過度にエンゲージを煽る内容は、Xの利用規約やガイドラインに抵触する恐れがあります。この記事でそれぞれの解説をしていきますのでしっかりとインプットしてX 運用に役立ててください。

Xにおけるエンゲージメントベイトとは？

エンゲージメントベイト（Engagement Bait）とは、ユーザーに「○○が欲しい人はいいね＆リポスト！」「この投稿をリポストしたら、抽選で○○プレゼント！」など、過度に反応を促す投稿手法です。
このような内容は、利用規約に違反するリスクがあるため、注意が必要です。

Xにおけるエンゲージファーミングとは？

エンゲージファーミング（Engagement Farming）とは、いいね・リプ・リポストなどのエンゲージメントを無理やり増やし、投稿を「バズ」らせたり、アルゴリズム上有利に働かせようとする行為です。
例として、大量フォロー＆大量アンフォローを短時間で繰り返す、炎上商法的な煽り投稿で反応を誘発するなどが挙げられ、これらはSNSの健全なコミュニケーションを阻害し、場合によってはシャドウバンやアカウント凍結のリスクがあります。

Xでのルールやペナルティについて

Xでは、以下の行為が問題視され、違反とみなされると制裁を受ける可能性があります。
・スパム行為や不自然な自動化（同一の投稿やDMを大量に送信するなど）
・APIの使用制限を超える不自然なアクション
・過度なエンゲージメント煽り（投稿目的が「いいね・リポストを稼ぐこと」のみの場合）
・対立や誹謗中傷の助長、他者攻撃による論争激化
これらにより、アカウント停止・凍結やシャドウバン（他ユーザーへの露出制限）といった制裁措置が取られることがあります。

XTEPで何でも許されるわけではない

XTEPはX（旧Twitter）の公式APIを利用して開発されたツールですが、「公式API利用＝X社公認、何をしてもよい」とは限りません。X上で行われる以上、利用者が規約違反行為を行えばアカウント凍結のリスクは残ります。
ただし、XTEPはAPI使用上限を自動的に管理し、過剰なDM送信やリプライ連投といったスパム行為を未然に防ぐ仕組みを備えているため、ツール利用そのものが直接スパム判定されるリスクはありません。実際に上場企業を含む1,500アカウント以上での利用実績がありますが、利用や連携したこと「だけ」が原因となって凍結されたりXアカウントが制限されたケースは確認されていません。
しかしながら、その安全性はユーザーの使い方次第となりますので、適切な運用が求められます。禁止事項や適用される規約はXTEPを利用する場合と通常のX運用と全く同様ですので、XTEPだけを危険視するのは実情とは異なりますし、逆に過信しすぎるのも異なる、ということです。

XTEPでエンゲージメントベイトは禁止

XTEPが公式APIを利用しているからといって、完全にリスクがなくなるわけではありません。
・過剰に「いいね」「リポスト」を煽らないよう、キャンペーンや企画ではXの利用規約を尊重する必要があります。
・フォロー＆リムーブの繰り返しは、エンゲージファーミングとみなされ、規約違反となる恐れがあります。（XTEPの提供機能ではなく、仕様上も不可能となっています）
・スパム認定されるようなDM送信にも十分注意が必要です。XTEPは上限設定機能により過剰な送信を防げるものの、特にDM内容がXのポストと紐づいていない場合などはユーザーからのスパムと判断される場合もあります。
・X社の利用契約に基づいているため、XTEPを活用したポストであっても規約を守らなければアカウント制限のリスクが残ります。

まとめ｜上手にXTEPを活用しよう

エンゲージメントベイトやエンゲージファーミングは、Xのコミュニティガイドラインに反する行為です。そのため、繰り返してしまうとアカウント凍結やシャドウバンの対象になります。
XTEPは公式APIを利用したシステムで、スパム判定につながりやすいリプライやDM送信数は制限されていてある程度違反を防止できますが、決して違反行為をXTEP自体が自動的に避けるわけではありません。
そのため、利用者自身がXの利用規約やガイドラインを十分に理解し、適切な方法でキャンペーンやプロモーションを行うことが大切になってきます。
ぜひXTEPを活用し、健全なSNSコミュニケーションとマーケティングを実現しましょう。